50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【失業5ヵ月】走り出す。

 失業状態を長く続けていると、だんだんと働きたくなってくる。失業状態に飽きてくる。そんな話を聞いたことがあるのですが、失業から5カ月、そんな気持ちがわかってきました。

 パソコン教室の授業内容がフォトショップイラストレーターという、あまり興味を持てないソフトの習得だからかもしれません。uber eatsはとりあえず飽きたし、実入りが少なくなったしでやってません。web系のライティングのバイトがあまり来ないという事情もあるかもしれませんが、いっぱい来ていたとしてもは今までとは違う世界のライティングを経験するという意味では重要でしたが、一生懸命にやりたい仕事でも、おもしろいと思える仕事でもありませんでした。

 

 ライティングに関しては一生懸命やっていれば、それなりにおもしろい仕事も見つけられたり、一定程度の収入に結びついたりする可能性がないわけではないと思います。しかし、まだその可能性に向けて一生懸命にやろうという気持ちになれないのです。

 

 では、なぜ、「走り出す」というタイトルなのかというと、「おもしろい」と思えることが事業として現実味を帯びてきたからです。「このままでいいのか」という気持ちが徐々に膨らみつつあるということも、「走り出す」ことを後押ししていると思います。

 

 仕事を辞めることを決めた2月ごろから本格的にハンガリーへの長期旅行を計画し、5月末から17泊の旅行をしました。目的の第一は「ヨーロッパの国を感じる」ことでしたが、商材探しの旅でもありました。ただ、商材はみつけたものの、事業化なんて簡単ではない。当たり前です。ですが、大学のゼミ仲間が気に入ってくれたのです。

 それも2人。2人とも仕事はしているけど、自分の時間を自ら差配できる自由を持っています。私だけでは足りない能力とか、ノウハウとか、人脈とかが3人寄ればなんとやらーで、ほぼカバーできるような気もするのです。そして、何より、ハンガリーで知り合ったブダペスト在住の同年配の日本人男性も、割と時間を自ら差配できる自由をもっていて、協力してくれるのです。まだほんの少しの協力ですが、ほんの少しの協力で事業の可能性がぐんと高まりました。とてもありがたいことです。

 

 だから、やるしかない、走るしかない。この1、2週間、頭の中は事業のことでいっぱいとなり、今できること、しないといけないこと、考えないといけないことーをやり始めています。

 

 この事業、たぶんうまくいっても私の実入りは当面は年300万円。事業が広がれば、500万円とか、「さらに上も」なんてことも考えられなくはないです。でも、そうなると、この仕事にからめとられてしまいます。

 もちろん、それはありがたいことです。でも、スタンス的には事業を無理に大きく、忙しくすることより、利益は大きくなくとも安全、着実に利益が出て、手間暇もそれほどかからない方がいいのです。阿呆な感じの皮算用ですが、通常の業務としてこの事業に従事するのは週に2、3日程度にし、ライティングの仕事をしたり、たまにはuber eatsの仕事で体に活を入れたり、この事業から派生する新たな事業を夢想したり。そんなことができたら、楽しいなーと思うのです。

 

 10.1で失業6カ月目に突入しました。失業手当を受給できる人生最後のモラトリアム期間もあと5カ月ほど。残日数計は毎日、着実に減っていきますが、この段階でこんな夢を本格的に追えるのは幸せなことです。パソコン教室に通いつつも事業化に向けたあれこれをスピードアップさせ、「やっぱり無理」となっても方向転換できるようにしないとけません。でも、まだ方向転換できるのならいいかもしれません。一番怖いのは、「事業すれども儲からず」状態。考えなければ、考えなければ、考えなければ・・・