50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

読売記事「感染対策徹底で免疫力低下、そのためにコロナ以外の夏風邪流行」。わかるけど、どうしたらいいの!?

「感染対策の徹底で免疫力が低下する」という話は以前から聞いた覚えがありました。私的には「さもありなん」的な話ではあるのですが、今日6月24日の読売新聞を読んで、すでに当然視してもよい話になっているのだと知って、驚きました。

読売新聞の3面は新型コロナ関連の記事でまとめられていたのですが、その中に「感染対策の徹底に伴う免疫力低下」という話が、当たり前のように記されていたのです。

トップの本記記事は、「新型コロナの患者が5類移行前の3倍に増えている」というもので、「沖縄では第8波のピークに近づいている」として警戒を呼び掛けています。

これは当然の記事ですが、「RSウイルスといった新型コロナ以外の夏風邪が急増している」との別稿の前文結語に「コロナ禍中の感染対策の徹底に伴う人々の免疫力低下や感染対策の緩和が影響したとみられる」とあったのです。

夏風邪急増の原因すべてが「感染対策徹底に伴う免疫力低下」としているわけではありませんし、紙面の都合上、説明不足に陥った側面もあるかもしれませんが、「一定程度の共通認識が読者に持たれている」との認識がなければ、こうさらっとは書けないと思うのです。

で、ここからが本題です。

私たちは新型コロナに感染しないよう、感染対策にがんばって取り組んできたわけです。でも、そのことが仇になって夏風邪などの感染症にかかりやすくなっているのだとしたら、どうしたらいいのでしょうか。

もともとインフルエンザによる死亡者は日本で毎年1万人いました。新型コロナの死者数はこれまでに7.5万人とのことですので、コロナの方が亡くなっている方は多いですし、後遺症のことを考えると、インフルエンザよりも警戒を要すべきでした。

しかし、新型コロナの死亡率は漸減傾向にあるようですし、何よりオミクロンになって後遺症の発生率が大幅に減っているとのです。

www3.nhk.or.jp

もちろん、インフルエンザにしても、新型コロナにしても、夏風邪にしても、かからないにこしたことはありません。しんどいのは嫌だし、仕事などに支障がでることを考えると、絶対的に避けたいと思います。多くの方もそうだと思います。

でも、「徹底した感染対策が免疫力を低下させる」のだとしたら、たまにはインフル発症も、新型コロナ発症も、夏風邪発症も受け入れてもいいんじゃないか、と思います。なぜなら、全体的な免疫力低下の方が、私は怖いからです。

東京医科歯科大名誉教授の故・藤田 紘一郎医師の「空飛ぶ寄生虫」という本でだったと思うのですが、インパクトのある藤田医師の言葉がありました。「近頃、トイレの便座を拭く人が増えているようですけど、私は公衆トイレの便座に喜んで座ります。いろんな人の雑菌(常在菌)がついているので、その雑菌を自分のお尻につけて、他の危険な菌から肌を守りたいからです」という旨記していたのです。

president.jp

新型コロナにかかりたくないし、後遺症はいやだし、死にたくない。でも、必ず毎日だれかが何らかの原因で亡くなり、事故や病気の後遺症を抱えることになっています。

だから、自分がそうなってもおかしくない。それは運不運、天命、定め、というものではないでしょうか。でも、なるべくそういう事態は避けたいので、私は免疫力を高めるための努力をしています。

ライザップ、チョコザップ、いろいろありますが、免疫力向上のための運動、筋トレは自重で十分。スクワットです!