50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【働き方改革12】金より、時間より、職場環境か~、やっぱり。

 「やっぱり、そうだよな~」

 

 ハローワークに再就職した元同期と電話で話すなかでこう感じたのは、高校の同窓会で「最初の転職先は最低やった。ほんま、鬱なったもん」という声を聞いたからでしょう。

 

 元同期が語ったのは「職場環境」。事務手続きやパソコンの使い方がわからないときに、「精神的なストレスなく、若い子に聞けるかどうか」。「こういうことが一番大事だ」と話しました。

 ハローワーク非正規社員として働いている彼は、午後4時だったか4時半だったかの退社時間きっかりに帰宅。「人間関係はいい」とのことですが、失業者からのさまざまな質問に答えなければいけない立場だけに覚えるべきことは多く、帰宅してからも、勉強の日々。当初は「環境に慣れるための気疲れでぐったり」という話でしたが、今は「勉強でぐったり」のようでした。

 職場環境に慣れた今は職場環境に悩む状況にはないのですが、職場環境の良しあしが生活全体に与える影響の大きさを身に染みて感じているのでしょう。退社かどうかを悩む元同僚からの電話には「職場環境が一番大切」と答えるようにしているのだとか。

 

 この話と似たような話が、高校の同窓会でもありました。

 

 建設系の会社に勤めていた高校同期の男は20年近く勤めた会社を辞めて正社員として転職したのですが、なぜかそこに、京大卒・元準大手ゼネコンの契約社員がいたそうです。なぜにこの男が契約社員だったのかは「わからなかった」そうですが、周囲は「彼を正社員にしようとちやほや」する一方で、高校同期は「正社員なのに、慣れない環境で仕事がはかどらない」ため、どんどん相手にされなくなったそう。

 針のむしろのような状況だったのでしょう。結局、そこは半年で退社し、次も半年で退社。その次にようやく今の会社に入社して落ち着いたとのことでした。

 

 職場環境の変化については、前の会社が転勤の多い職場だっただけに経験はしていますが、同じ会社の中でのこと。社風は同じですし、「こういうことは、こういうもの」という感覚も一定程度は共通しています。しかし、会社自体が変われば、社風も変わり、他の人たちが共通理解としている事柄を、一から、そもそも何が共通理解事項なのかということから知る必要があるでしょう。

 それなのに、高校同期のように、はみご(仲間外れ)にされたら。。「仕事なんてできないよな」「少なくとも、はかどるはずがない」と思います。会社も人を採用する以上は、受け入れ態勢があって、なじませようと努力はするのでしょうが、やっばり運不運、合う合わないもあるでしょう。そして、「合わない」職場に運悪く配属されることになったら、、怖いです。

 

 できれば、「フリーなりでやりたい」と考えている私ですが、うまく行くかどうかは「神のみぞ知る」。やっぱり再就職のことも考えるだけに、金より、時間より、職場環境か~と思うのでした。