50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【ハンガリー1】ついに来た! 会社辞めたら行こうと決めていたハンガリー!!

 「なぜ、ハンガリー?」

 「安いから」

 ハンガリーのことが気になったのは2.3年前。民放のバラエティ番組を何気なくみていた時、タレントの杉村太蔵衆院議員がハンガリーからリポートした「ここの国は医者でも年収400万円、年収の安い人でも200万円」との話に衝撃を受けたからだ。

 その格差の小ささに「ぜったい、いい国だ」と思った。

 以来、暇なとき、眠れないときにネットで検索してきた。歴史も文化も食べ物も、(あまりわからないが)音楽も素晴らしいことがわかった。特にワインが気になった。

 1年半前、中国に卒業旅行に行くという就職前の長女に「ハンガリーに行ってくれたら、5万円やる」と言った。そしたら、友達と一緒に行き、友達の分の5万円もだすことになって10万円の出費につながったが、買ってきてもらったワインは間違いなく、おいしかった。

 

 ここ数年、「ヨーロッパから日本を見たい」と強く思うようになっていた。

 だから、長女にハンガリー行きを促したし、「会社を辞める限りはハンガリー」と決意していた。

 数か月前に予約したエミレーツ航空は往復11万円弱。宿はドミトリー形式の1泊1200円(10ユーロ)のホステルだから、交通費と宿代でとりあえず、13万円ほど。現地でいろいろしてもそれほどかからないだろうから、現地の費用込みでもたぶん20万円しないで3週間を過ごせる。そう踏んだ。

 そして、退社から1カ月ほどした5月31日、ついにハンガリーの首都、ブダペストに着いた。

 

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 この写真は、ドナウ川。午後3時過ぎに宿にたどり着いた後に訪ねた。

 ヨーロッパがそこにあった。

 2日前には観光船同士が衝突し、韓国人20人がドナウ川にのみ込まれる事故が起こった。事故の一因には川の増水があった。その増水ぶりはあまり変わっていないが、街は観光地そのものだった。

 

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 これは、ドナウを離れてすぐの路面店で頼んだホットドッグ。大きすぎて、小腹を満たすだけのつもりが夕食になってしまった。それでも、白ワインはおいしかったし、赤ワインはそれ以上においしかった。

 ワインは1杯320円程度だが、ホットドックが1300円ほど。割高な感じがしたが、ワインがおいしかったし、おなかも満たせたのでよかった。

 そして、宿への帰路、コンビニ的な店に入ってトカイワイン(トカイ地方のワイン)ソモロドニというワインを買った。これは長女が買ってきてくれたワインの中にあったものと同じもの。さっそく宿で飲んだワインは、甘さはあるけど爽やかな味わいであとくされもなく、香りもしっかりしていた。そう、1年半近く前に飲んだものと同じ味わいだった。初日の夜はビールも買って飲んだ。これがまたうまかった。

 

 さて、酒の安いブダペストで、しかも、昼間からビールを飲むことが当たり前のこの地で、私はどうなるのか。少し不安である。