50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【自営業18】いよいよ、来るのか!

 

苦節8年-とでも言いたくなるほどの長い時間でした。

 

昨年4月末に退社して失業の身となってから1年半。ハンガリーの食料品の輸入を目指して本格的に動くことを決め、会社の代表取締役になった11月からは、ほぼ1年。そのころや年始あたりまでは今春には輸入できると思っていたから、想定輸入開始時期から数えても半年の時間が経過しました。

 

これだけの時間が経過したのは、私のミスもありますが、やはり新型コロナの影響も大きかったと言えるでしょう。なんといっても、3月下旬以降は現地との行き来ができなくなったのですから。本来なら、ハンガリーに行って、確認したい作業がリモートでしかできないというのは、なかなかつらいです。

 

母語ハンガリー語と日本語。私は英語が苦手とくれば、「あー」といった感じです。間に入ってくれていた現地在住日本人の不興を買ったのは、私のミスです。私のビジネス感覚のなさ故の所も多々ありますが、6月ごろに現地に行けていればあそこまでの距離の広がりにはならなかったのではないかと思います。

 

幸い、現地在住の日本人が8月下旬に帰国し、なんとか距離を縮めることができ、輸入元との意思も通じるようになりました。結果、ようやくすべての手続きが終わり、ハンガリーから関空に初荷が向かっています。

 

今日10月21日時点は経由地のドーハで関空便待ちをしており、23日午後に関空到着予定です。きちんと通関できるのか、といった不安は多々あるのですが、たぶん大丈夫でしょう。高を括りすぎると良くないのでしょうが、不安にばかり取り付かれても気を病んでしまいます。だから、とりあえず、「23日に初荷お目見え」ということにしておきます。

 

本来なら苦節1年程度のところ、なぜに「苦節8年」とまで言いたくなるのか。それは金銭的問題です。今年3月までは無給、国保国年で過ごし、輸入元の会社のオーナーからOKをもらって「いよいよ輸入できるぞ」となった4月から、額面10万円の給料をもらい始めました。

といっても、この10万円はもともと自分のお金です。そして、売上がたっていないから、会社のお金は目減りするばかり。10万円の給料では家族を養っていけないから、早期退職金で積みあがった個人口座の残金もどんどん減っていく。

だから、第一次防衛ラインを突破され、手を付けたくなかったお金にも手を付ける羽目にもなりました。

 

ここには記していなかったと思うのですが、出資型クラウドファンディングをやって目標の700万円を集めました。とてもありがたく、「この商材行ける」と思えたものですが、年内に輸入できなければ「契約は未成立」となり、700万円はそっくり出資者に返還しなければなりません。クラウドファンディング会社に支払った手数料80万円はまるまる損金です。

 

9月6日記した 【自営業13】第一防衛ライン突破され、ウーバー発進!に記したとおり、ウーバーを再開させたのも、700万円返金のためには、会社と個人の資金を合わせてもギリなところになってきたからです。

 

果たして初荷はちゃんと届くのか。ちゃんと通関できて、倉庫に届くのか。

やはり、不安です。

 きょう、久しぶりに高橋優の「虹」を聞きました。

まあ、あかんでも、また立ち上がろ!