50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【心構え2】同僚の再就職先が決定。少し心に焦りが生じたが、額面20万円に・・・

 

 「今月24日から郷里の〇〇市のハローワークで勤務することになりました」

 

 元同僚からのメールが届いたのは、ハンガリーにいた時。じっくり腰を据えて探すと思っていた男だけに、少し驚いた。そして、心の中に少しの焦りを感じつつ、返信メールで「私はまだ、ハンガリー」と平静を装いながら、このブログを始めたことをお知らせした。

 

 そして、帰国3日目のさきほど、元同僚に電話した。

 

 もともと、大学で社会福祉を学んでいた元同僚は今回の再就職に際し、「引き込もりの人を支援するような仕事をしたい」「給料は関係ない」と話していた。だから、「給料はいくらだ?」というよこしまな疑問とともに、ハローワークで引きこもり支援ができるの?!」とも思っていた。

 

 一通り、前の会社の話などをした後、ハローワークで働くことになったきっかけを問うた。すると、「引きこもりなどの人の支援をしたい」とハローワークの相談員に話していたら、「ハローワークでも似たような仕事がある」「ちょうど、明日から公開する仕事があるんだけど、受けてみてはいかが」「あなたのように外部の人と接する仕事をしてきた方なら、できると思いまますよ」と言われたという。

 すでに、別の施設での相談員業務にも職を求め、採用試験を受けている途中だったが、「せっかく提案を受けたのだから、この流れに乗ろう」と判断。施設に連絡して事情を伝えて採用手続きを待ってもらい、ハローワークでの正規のペーパーテストと面接(1回だけ)を受けたところ、採用が決まったという。仕事の中身については、どこまで納得できるものになるかはやってみないとわからないという感じであった。

 

 で、実は一番気になる給料。。。

 

 「20万円」「日給」

 

 安い。

 

 奥さんは役所で非常勤で働いていて、2人の子供も数年すれば独立という段階。雇用保険に入り、健康保険や年金は公務員と同じ共済組合保険と共済年金にも加入できる。単身赴任ばかりだったので本人は住んだことのない一戸建てのローンは、上乗せ退職金で払い終えた。

 地方都市だから、食費などはそれほどかからない。釣りをしてもそれほどかからないだろうし、ゴルフも安い。そう考えれば、意外と楽しい生活が待っているのかもしれない。しかし、やはり、額面20万円、手取り17万円程度は安い。たぶん、奥さんより安い。(男の沽券にかかわる 、なんてこともつい思ってしまう)

 

 本人もわかっているから、回転ずし屋に食べに行った際、「ダブルワーク歓迎」の求人の張り紙を見つけ、「午後6時から10時まで働いたら、月額5万円は稼げるか」なんてことを思ったという。

 公務員として働くことになるから、「兼業副業は難しい」と自己判断していること、「そこまで最初からフルスロットルで働きたくない」という思いもあることから、さすがに回転ずしで働くことはないようだが、それでも兼業副業ネタはあった方がいいと思う。

 

 聞けば、労働時間は午前9時から午後4時半まで。昼休憩を除けば6時間半勤務である。それで週20日働いて20万円なら、悪くはない。厚生労働省傘下のハローワークだけに、「残業はなし」というから、時給にすれば1500円を超える。確実な収入確保策があって、副業できる時間が確保されるというのであれば、私にとっては「言うことなし」かもしれない。

 

 元同僚は副業兼業を基本的には考えていない。だから、キャリアコンサルタントという国家資格の専門学校に行って、資格を取り、24日からの仕事のステップアップを目指すのだという。そのための費用は30万円。これが自己負担かどうかが微妙なのだという。

 もし、就職の決まっていない段階での入学だったたら、学校を卒業した段階で30万円のうち15万円が国から返還され、資格に合格するとさらに20%分の6万円が返還されて、実質の負担は9万円になるという。しかし、就職が決まり、働き始めてから通うことになるので、この返還を受けられるのかどうかがわからない。

 なんとなく、せこいといえばせこいのだが、やっぱり、これから先、どうなるかわからないだけに、これはもう会社という頼るものがなくなった身だけに、とっても気になるのです。

 

 そして、私はほぼ3週間のハンガリー旅行から帰って時差ボケ、天然ボケに拍車がかかり、今日が6月20日。退社してから1カ月半以上も経過したことが信じられないでいる。

 元同僚の再就職先の決定、そしてハローワークできょう20日に受けた「初回講習」で示された「しばらくゆっくり考えよう」という「Bさんの場合」として書かれた、「失業給付の終了間近から就職活動を始めると、応募者自身のあせりから『多少条件が合わなくてもとりあえず・・・』と妥協してしまうことがあります」との記述にどきっとしたのである。

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 あー、困った。

 この初回講習などの話は追って記します。