50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【再就職手続き1】パソコン教室を申し込む。選考会は1カ月近く後!

 昨日、ハローワークの訓練カリキュラムを申し込んだ。

 「一から学ぶWebサイト制作科」という訓練科名。

 7月16日から11月15日までの平日71日間にわたって、Web基礎知識や制作知識

SEO理論の基礎知識や個人情報保護とセキュリティの基礎知識、Webコーディングとマルチデバイス対応サイト制作実習、Webデザインカンプ制作実習-などを学ぶ。

 

 はっきりいって、「カンプ」って何? てな感じなのですが、これは前の会社がOJT一本だったので、仕方がない。メディア系の会社だったが、体質が古く、新しいことに取り組もうとはするけど、社員教育に金を出さない。だから、その取り組みはうまくいかず、希望退職を募らざるを得なくなった。

 

 社員教育はとても大事だと思う。社員が優秀になれば、できる仕事も増える。逆に、社員が時代に取り残されれば、会社も時代に取り残される。結果として、会社は旧態依然としたビジネスモデルしかもてず、或いは、新しいビジネスモデルに無鉄砲に取り組んで失敗する。これが真実なのではないだろうか。

 

 実は1年半ほど前、INDESIGNというソフトをパソコン教室に行って勉強した。10万円をかけて。そしたら、まわりで学んでいる人たちは会社から行かせてもらっている女性や、ハローワークの訓練として勉強している人たちばかり。そう思えた。

 なぜなら、10万円かけても、それほどの進歩はなかったから。もちろんINDESIGNを少しは使えるようになったと思う。これまでは使えなかったパワーポイントも、なんとなく使えるようになった。アイコンなどが似ていて、INDESIGNの使い方をパワポに応用できたからだ。

 でも、結局、INDESIGNは使わないまま、今に至っている。使う必要がなかったからだ。会社で使うことがあれば、それなりに技術の上達を望めただろうが、もはや忘却の彼方に行こうとしている。困った!

 

 で、今度の教室。10万円で学んだ時間よりもはるかに長い。トータルで414時間。それなのに、負担は教材費の7000円だけ。私はたまたま、自分が学びたいと思ったコースが「求職者支援訓練」というものになるので交通費の上乗せはないが、似たような訓練でも1日500円の支給があるケースもある。

 

 なんとなく、損した気分にもなるが、実はそうではない。学べる内容が違うのだから、仕方がないという側面はあるが、500円の支給がない「求職者支援訓練」は人気がなく、試験に落ちる可能性が少ないからだ。

 

 アラフィフ男はその年齢だけで、どうも受けが悪いらしい。だから、定員20人のところを20代や30代の人間と争うと、年齢だけで落とされる可能性があるというのだ。もちろん、なぜそのコースを受講したいのかという明確な理由があれば受かる可能性は高まるが、少なくとも年齢が不利な条件にあるということは間違いないようだ。

 だから、500円の支給がある訓練を申し込むと試験に落ちる可能性がある。そうすると、1か月後に再チャレンジということになる。しかし、私の場合人気がない訓練なので、落ちる可能性が低い。この差はアラフィフ男にとっては大きい。だから、結果論ではあるが、「求職者支援訓練」にしておいてよかったと思った。

 

 選考会は6月21日。その様子はまた報告したいと思います。