50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【働き方改革4】【ハンガリー5】終身雇用、やっぱり普通じゃない

 昨日の記事で、日本の男性サラリーマンのスーツ姿が欧州では見られない、ということを記しましたが、昨夜、ごはんを共にしたブダペスト出身の30代後半の夫婦に聞いても、同様のことを話していました。「ただし、日本の企業の場合は、女性に制服を強いることはありますけどね」とも。

 

 男性は大学で日本語を専攻し、同一の日本企業で10年にわたって通訳をし、今も別の日本企業で通訳の仕事をしていますが、「前の会社では日本人がいなくなって(ハンガリー人だけでマネジメントするようになったことで)通訳が不要になった。今の会社もどうなるかわからないので、心配」と話していました。

 そして、これは問わず語りだったのですが、「最近の若者は一つの会社で長く勤めることをしない。数年勤めてステップアップを目指す」と話していました。アメリカ式になったのだと理解しました。

 では、「同年代は終身雇用なの?」と聞くと、どうも違う。本人も通訳の仕事をして、会社を変わってきているわけですし、たぶん、そのスパンが短くなったことを指摘しただけなのだと理解しました。

 

 この男性は、前の会社で知り合った人に紹介してもらつた人です。私が会社を辞めたことは、この知り合いを通じて認識してもらっていましたが、奥さんの方は知らなかったようで、「今、何をしているのですか」と問われました。

 「4月末に会社を辞めて、次が決まる前にハンガリーに来たんです。まだ、失業手当ももらえてないし」なんて答えると、「なるほど。(次の仕事が決まるまでの時間を有効利用するということ)それはいいことですね」といった反応が返ってきました。

 そして、「私の希望では、あっちで数万円、こっちで数万円、あれでも数万円-といった感じで、いろいろな方策で細かく稼ぎながら生きていけるようにすることです」と

 話すと、「同じです」と答えてきました。

 

 大学時代に知り合い、1年ほど前に結婚した2人はすぐに、バラトン湖のほとりに農地を買ったそうです。もともとはブドウの木が植えられていたそうですが、アーモンドともう1種類の木を植えているとのこと。これも、複数の収入源の1つとして考えている感じでした。

 そして、「ツアーガイドなんかはどうですか」とふってみると、やりたそうにしていました。たぶん、日本大好き夫婦にとっては、最高に楽しいビジネスの1つになるのだろうと思いました。

 

  日本でも終身雇用は風前の灯火。金融庁は最近、「資産寿命」というキーワードを使って、人生100歳時代には70歳ぐらいまで働くことを推奨したようですが、これに対して「支給開始年齢70歳への引き上げに向けた布石」との見方が出ています。

https://www.mag2.com/p/news/399530?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000015_thu&utm_campaign=mag_9999_0606

 

 いまの状況でさえ年金がもらえる65歳までの収入をどうすればよいかが、大きな課題となっているアラフィフ世代としては、「ちょっと待て」といったところですが、より若い世代にとっては「70歳への引き上げ」は既定路線と思われる(少なくともアラフィフ世代からすれば、「そうしないと、制度がもたない」と認識できる)わけですから、政府が本気で引き上げを目指せば、そうならざるを得ないでしょう。

 

 だから、やっぱり、いろんな収入の道を確保すべく努力しておくのが正しい在り方だと思うのです。ハンガリー人であろうと、日本人であろうと。

 

 いま、ハンガリーの不動産は急騰中。ブタペスト中心部のマンションは2年前の価格の1.5倍になっているそうです。その背景にはフランスなどの人々がハンガリーに目を向けたことがあるようです。

 それでもまだ、35平方メートルの中心部のマンションが500万程度買えるようです。いろんな収入の道の1つとして、私と一緒にハンガリーに投資しませんか???