50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【再就職手続き5】雇用保険説明会で、「4週に2回は求職活動をしないといけない」と知る。

 初回研修が終わって2時間余り後の午後2時、雇用保険説明会が始まった。ここでは初耳だったことがいくつかありまが、まず最初に驚かされたのが、4週に1回ずつある「失業認定日」の間ごとに「2回は求職活動をしないといけない」ということでした。

 しかも「求職活動の範囲は・・・」という説明書きによると、ハローワークなどでの求職申込、地方自治体や求人情報提供会社、新聞社などが実施する各種講習会などへの参加など、わりとしっかりした活動が求められるのです。私は「ハローワークで求人情報を見る」程度も求職活動に入ると思っていただけに、ショックでした。

 ただ、後で聞くと職業訓練であるパソコン教室などを受講していれば、「求職活動に入る」とのことでした。「職業訓練を受けながら、求職申込をしなければならない」なんておかしなことはしなくてもよいとわかり、ほっとしました。

 また、初めての失業認定日までの間は、「初回講習が求職活動になる」とのこと。私の場合、この日に受けた初回講習が求職活動として認められ、無事、失業認定が認められ、3週間分の失業手当(次回からは4週間分ですが、初回は1週間の「待期期間」が給付対象にならないため、3週間分になります)の振り込みが決まりました。実際に、数日後に振り込まれました。

 説明会で有意義だったのは、「失業認定申告書」の書き方。これは「失業認定」のところで具体的に書きますので、ここでは私の知らなかった「就職促進定着手当」について記します。

 これは「再就職先の給料が元の会社で得ていた給料より大幅に下がった場合、その差額を支給する」制度で、これによって再就職を促進、定着させようということのようです。「再就職先に6カ月以上勤務する」といったいくつかの支給要件がありますが、そもそも支給額は高くても1日2000円前後のようです。

 再就職6カ月が経過してからまとめてもらえるので、人によって10万円を超えるようです。ありがたい話ではありますが、大幅に下がった人の場合は焼け石。この手当を心待ちにするよりも、副業・兼業を真剣に考え、そこでの収入確保、増収策を考えた方が、いいような気がします。

 4週おきに来る認定日。認定日にハローワークに行かないと失業手当が出ませんので、これからの1年、この日がとても大事な日になります。ただ、「就職、採用試験、親族の法事、本人の病気、本人や親族の婚姻」など、「やむを得ない理由がある場合」は、認定日を変更できることを知りました。非常に常識的な対応と感じ、改めてハローワークに柔軟さを感じた次第です。

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 失業手当を受けるのも、なかなか大変です。