50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【再就職手続き4】初回研修、雇用保険説明会、最初の失業認定を一気に。ハローワークは再就職手当を強調!

 ハンガリーに行っていたこともあり、本来は早く受けておくべき初回研修と雇用保険説明会、失業認定の日が同じ日になってしまいました。午前10時にハローワークに行って、1時間弱の初回講習を受け、午後2時から2時間弱の雇用保険説明会、そして失業認定。本来は初回講習は別の日が望ましい感じでしたが、問題なく失業認定が済み、失業手当の振り込みが決まりました。

 

 まず、初回研修。会議室に入るとすでに70人が着席。ぎりぎりの時間だったので、後ろの壁際の席に座ると、間もなくハローワークの職員が話し始めたが、ショッキングだったのは、【心構え2】の同僚の再就職決定の時にも記した「Bさんの場合」。規則正しい生活リズムを維持し、積極的に意欲をもって再就職活動に取り組む「Aさん」が「祝★採用!」となるのに対し、「Bさん」は「なかなか仕事が決まらない」。

f:id:takashi196608:20190620232510j:plain

 配布された冊子1ページ目のこのイラストがなかなかインパクトを持ち、今もって「大丈夫か、俺!?」となっているわけですが、とりあえず、私の場合は「書く」ことを再就職時のメインのセールスポイントにしようとしているので、一定程度のwebの知識は身に着けておきたい。そのためには、早期の再就職活動にはなかなか踏み出せないのです。

 職業訓練としてのパソコン教室の申し込みについても、ハンガリーに行こうが行くまいが、だいたいこの程度の時間はかかっていました(もし、希望の教室を受けられたとして7月16日スタート)ので、私的にはしょうがないと思っていますし、思わざるをえないのです。

 初回研修の話に戻りますと、2ページ目は再就職手当の話。これは再就職を決めたら失業手当をもらえなくなるかというとさにあらず、「70%分か60%分はもらえますよ」「だから、早く決めた方がお得ですよ」という話です。

 私自身はこの再就職手当という存在を知らなかったので、少し詳しく記しますと、

所定給付日数の3分の2以上の給付日数を残していた場合、つまり330日分の失業手当をもらえる人が110日分の失業手当しかもらわず、220日分の給付日数を残していた場合、基本手当日額(失業手当)の70%が支給されるということ。仮に基本手当日額が5000円だとすれば110万円の70%、77万円が「再就職手当としてもらえますよ」ということです。

 もし基本手当日額が8000円なら、123万2000円です。とっても大きい金額です。3分の2未満、3分の1以上給付日数が残っていれば60%。つまり、基本手当日額5000円の人が110日分を残して再就職した場合は33万円が再就職手当になるということです。

 このパーセンテージは、平成29年1月に10%ずつ引き上げられたのですが、その背景には、「失業手当をもらった方が得だと考えて再就職の時期を遅らせる人が多かった」ことがあるようです。そんな事情があってのことでしょう、各自には「最も高率な70%の就職日は、R1.9.17までです」と記された紙が配られ、そこには「9.1ならいくら、10.1ならいくら」という金額が書き込まれた一覧表まで添付されていました。

f:id:takashi196608:20190626000446j:plain

  これには、少なからず、驚きました。ただ、私の場合は9.17はまだパソコン教室の真っ最中ですので、そういうわけにはいきませんが。。

 

 私にとって初回研修でおもしろかったのは、この2ページまで。あとは就職活動の進め方とか、ハローワークの支援メニューとかフロアの案内、求人検索の手順、履歴書や職務経歴書の書き方、面接準備といった、すでに知っているような話がほとんどでした。「添え状・お礼状の作り方」という説明もあって、「こんなことする人、いるのかな?!」といぶかしみましたが、1つだけ気になることがありました。それは「紹介状」。どうもハローワークが求職先の会社に紹介状を書いてくれるらしいのですが、冊子には「紹介状」の記載がなく、口頭だけの説明でした。

 当然、「?」となったわけですが、時差ボケで疲れていたこともあり、研修終了後はさっさと部屋を後にしました。ハローワークが「この人はいい」とか「悪い」とかを紹介状に書くのかどうか。紹介状はどの程度の威力をもつのか。今後、聞く機会があれば、報告しようと思います。