50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【DiDi Uber 30】AIの申し子のようなDiDi が手計算?! まじですか?

Uber eatsのシステムを徹底的に研究し、Uberを完全に上回るシステムを作り上げた」

DiDiのトップがそのように豪語しているという記事をどこかで読んだと記憶しています。「なるほど、中国人らしい強気の発言だ」と感心する一方で、マネすることに対してひとかけらの恥もみられない姿勢に、複雑な気持ちにもなりました。

 

システムのなかでDiDiが最も自慢していたのが、注文を出した店や配達先の家までのルートを示す地図機能だったと思います。これについては、Uberと比較して一長一短。「いい所もあれば、悪い所もある」という印象です。

 

なのにDiDiを選んだのは、Uberが店から配達先までの距離にしか距離報酬を出さないのに対し、注文を受けてから店に行くまでの距離に対しても報酬が出ること、そしてインセンティブの良さからでした。

 

そういうわけで、昨年末からはDiDi一辺倒状態になっているのですが、Uberではよくある配達先の家の場所がよくわからないという事態もほとんどなく、快適に配達できることが多く助かっています。Uberを始めた時からつくづく感じていることなのですが、「AIってすごいなぁ」って思います。

 

AIによる受発注システムは多方面で活用され始めているようで、車体にUberなどの文字が書かれているタクシーを多く見かけるようになりました。「タクシーの配車係はもうほとんど要らない」。そういう時代が急速に来たという印象を持たざるを得ません。

 

AIが既存のシステムを不要なものとし始めている中にあって、その申し子のようなDiDiが「手計算」。これにはほとほと呆れました。

 

これまでも触れたかと思いますが、セレクトパートナーのインセンティブには1週間に60回とか90回とか配ることによって得られる追加報酬と、一定程度のオンライン時間とパフォーマンスを維持したことによって得られる基本配達料の一定報酬保証制度があります。

 

この一定報酬保証制度は、このところの注文件数が減る中において非常にありがたい制度です。1週間に40時間オンラインにしても、基本配達料が2万5千円程度しかならない60回程度の週が増えているからです。それでも一定報酬が3万5千円となるため、60回のインセンティブ9500円と合わせて4万4500円の報酬を得られます。オンライン中に家で注文待ちしている時間も多いため、実働は30時間程度。だから、時給1500円程度、1回の報酬は700円を超えることになります。

 

スーパーの朝の品出しバイトにさえ受からなかった50男の身として、気ままにちゃりちゃりやっているだけで時給1500円の仕事ができるというのは、大変ありがたいことです。

 

なのですが、その一定報酬分の補填どころか、60回インセンティブさえ満足に計上されない状態が出来しています。一定報酬分の補填についてはなんどもメールを書いて補填を求めた結果、1月から2月中旬までの分は補填されました。しかし、それ以降の補填がなされない。何度メールしても、わけのわかない返答しかない。

 

いい加減に腹が立って、昨日久しぶりに電話しました。

 

そしたら「セレクトパートナーのインセンティブと一定報酬の補填については、担当者が手計算しています」と言うのです。

 

「えっ」「紙に手書きして計算しているんですか。いや、さすがに計算機などは使うのでしょうが、AIが自動で計算するということができていないのですか」

 

思わず、電話に応対してくれた女性にこう言ってしまいました。そして、メールでわけのわからないことを書いてきた担当者の名前を出して、「彼はインセンティブの制度をよく理解できていないのではないか?」とも。

 

この担当者とはメールで何度もやりとりしているのですが、「一定報酬の補填がなされないのはおかしい」という私の指摘に対してまったく答えになっていないものでした。そして、今週に至っては60回分のインセンティブも最終日の日曜日になっても計上されていない状態です。

 

あまりにも腹が立ったので、返信メールで「私を愚弄しているのですか。そうでないとすれば、あなたが愚鈍なのか。そうとしか思えないようなメールの内容です」と書き出して、明確な説明を求めてしまいました。

 

果たしてどうなるのか。

少し楽しみです。

そんな気持ちになれるのも、「いざとなれば、DiDiなんかやめて、他をやればいい」という業務委託の気楽さがあるからでしょう。