50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【退職手続き10】自営業でも失業!!?  国保の保険料の安さに疑問の声

 「ちゃんと、会社を持っていることは伝えたんですよ。でも、失業になるっていうから、そうなんですか、って」

 

 ちょっとした会合で知り合った少し年下の脱サラの先輩は、アラフィフ男4人が集まった焼き肉屋での決起集会的会合で、こう話しました。

 

 「ぼくの場合は会社の売り上げがなくて、社長としての収入がないから、別の会社で勤めていたんですけど、そこを辞めることになった。その別の会社では雇用保険に入って保険料を払ってたので、失業者になるっていう話でした。だから、ぼくも失業手当をもらいながらwebを習おうと思っているんです」とも話しました。

 

 私が通っているパソコン教室で得られるスキルについては 、7.25の「パソコン教室でキャリア相談。ストレートな指摘にめげる」との書き込みで記した通り、50男にとってはあまり意味がないことは理解しています。つまり、プログラマーの一種であるコーダーとして働くには歳が行き過ぎているということは理解しているのですが、「web制作にまつわる知識の概略を身につける」ことについては意味があると思っています。

 だから、印刷系の会社を脱サラしたこの男性が「今後、ディレクター的にweb制作を差配するためには一定程度のwebの知識が必要」という理由で、webを習おうとしている話はまさに、私と同じ考えであり、意を強くしたわけです。その後のパソコン教室でも、「デザイナーであっても、コーディングのできる応用の範囲を知っておかないと、とんでもリクエストをしてしまい、コーダーを戸惑わせる」なんて話もあり、ますます意を強くしているわけですが、そんなこと以上に気になったのは、この男性が発した出だしの話です。

 

 「法人の社長であっても、失業者」!!

 

 つまり、「しゃっちょうさんっ」なのに、失業者。

 

 では、「いつから、失業者でなくなるのか」というのが、私の疑問なのです。

 

 確かに、稼働していない会社、利益がまったく上がっていない会社の社長のもうけはどうあがいてもゼロですから、失業者と同じです。しかし、「会社を立ち上げれば、失業者ではなくなる」といのうが、従来の私の理解であり、だからこそ、「へたに会社をつくるべきではない」と考えていたのです。もし、「会社を立ち上げた」という事実をもって自営業者になったと認定しなければ、何をもって自営業者になったと認定するのか。こういう考えから、「儲けのない会社の社長は失業者」にショックを受けたのです。

 

 ここ数日、国民健康保険をめぐっても、異論を聞きました。私の場合、役所にうそ偽りなく申告した結果、「今年の所得見込みがない」ということになって、所得割保険料ゼロで月額13000円程度の国民健康保険料で済むことになったのです。「もし、年内に所得が生じても、来年の保険料に反映されるだけ」とのことだったのですが、「それはおかしいやろ」という指摘もあります。

 

 私は役所で変なことを言ったわけではないですので、やましいところはないのですが、それでも私自身のなかにも釈然としない気持ちがあります。だから、この国保の件と、社長の件については、いずれ役所に確認して報告しようと思います。よろしくお願いします。