50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【再就職手続き14】パソコン教室でキャリア相談。ストレートな指摘にめげる

  パソコン教室にもキャリア相談があり、先日、専属の相談員との面談を行いました。

 

 キャリア相談はすでに経験がありました。前の会社が斡旋してくれた民間の再就職斡旋会社のを受けていたからです。ですから、それなりに慣れというか、ダレがありました。経歴書なんかもいい加減に書いていて、つい出し忘れ、当日になってあわてて書いたところ、書き洩らしもありました。

 

 「ここ書けてないですね」「だいたい、締め切りの日までに出さないというのは、どういうことですか」「こういうのは、たいてい、その人の性格を表していて、すべてに通じます」「こういうことができない人はちゃんと再就職できません」

 

 私の至らなさに対する指摘を畳みかけられました。

 

 「民間のをやってたから」とか「すぐに再就職したいと思っていないので」というのは、「締め切り日までに提出しなかった」という事実の前には言い訳にもならず、ぐうの音も出ませんでした。もし私が逆の立場だったら、「こいつ、あかんわ」って思うでしょうし。。

 

 「(プログラミングの一種)コーディングを習っても、若い子にはかないません。いまさらやっても無駄です」「webライティングで仕事をしようと思っても、安いですよ」「私は、あなたが私とほぼ同世代の50過ぎの人だから、言うんです。50を過ぎたら、再就職はこれまでの人脈のなかから探すべきです」「あるいはまったく違う畑のことをするか、です」「でも、私はこれまでの業界に戻るべきだと思います」「前の業界の肩書と、これから行くかもしれない業界での肩書とを比べて、どちらがいいですか。よく考えた方がいいですよ」

 

 そんな言葉をずっと受けました。極めつけは、次の言葉です。

 

 「私はパソコン教室に自費で通う若い子にはこんなこと言いません。パソコン教室側に立って、教室を続けるよう促すでしょう。でも、あなたは再就職を目指している50歳過ぎの方だから、時間の無駄ですよと言うんです」

  

 「時間の無駄」

 

 強烈な言葉でした。

 

 確かに、そうかもしれない。実際、前の仕事のつながりなどでライティングをし始めているし、こういうものを増やすことができたら一本立ちできるのではないかと考えているし。でも、そうやすやすと一本立ちできると思えないから、パソコン教室に通っているのです。再就職に際しては、web系の知識と一定程度のスキルがぜってい的に求められるはずだから。

 

 ただ、救いの言葉もあったと思います。

 

 「パソコン教室に通うのもいいですけど、再就職活動はきちんとやっておかないとだめですよ」

 

 こういう趣旨の言葉を言ってくれていたと思うのです。

 だから、とりあえず、いい加減な知識しかないワード、エクセル、パワポのスキルは身につけさせてもらい、コーディングなどの本格的なweb制作については、「ぶっち」も考えるかと。そんな気になりました。コーディングの授業を受けない場合は、その時間を使って、ちゃんと一本立ちの方向を模索したり、再就職の方向性を定めたりの作業をしようと思います。

 

 ストレートな指摘にはめげましたが、さすが「職業訓練」という印象も持ちました。教室では学校と同様、始業と終業に際して「起立、礼」のあいさつがあるのですが、終業時には「これで職業訓練を終わります」との言葉が日直から発せられます。そう、これは職業訓練、私は失業しているが故の「職業訓練生」、なのです。