50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【uber eats16】土砂降りのなか、時給2000円近くを達成。今週はクエストが減額・・ハプニングも

 先週は 週初めに散発での3回配達1500円と、土砂降りのなかの6回配達5700円。この土砂降りのなかの配達はほぼ時給2000円といったところ。雨の中を走ることにも快感を覚え、ちょっとした充実感を味わったのですが、週トータルでは目標の8000円を下回ってしまいました。

 

 そこで、「今週こそは」と意気込んでいたのですが、なんとクエスト(インセンティブ)が悪い。これまでは週末だと5回配達で2200円ほどの上乗せ金がもらえていたのに、今週は週末でも3回配達で300円の上乗せ。さらなる上乗せをしようとすると、14回も乗らないといけない。パソコン教室も始まったし、目標が、遠のきつつある。

 とはいえ、目標は目標。海の日の15日に3回乗車で1500円をゲットし、きょう土曜日には14回乗車を目指してがんばりました。結果的には9回にとどまり、クエストの上乗せは300円どまり、配達料金とあわせても5351円にしかなりませんでした。

 

 しかし、あす5回配達すればクエストで3000円の上乗せをゲットできます。もし、できたら、9000円近い稼ぎとなり、先週のへこみを取り戻せます。まあ、そんなこんなのゲーム感覚が割と楽しいのです。

 

 ただ、自転車にハプニングはつきものです。

 

 交通事故に遭わないだけましですが、1度はチェーンが外れました。この時はすぐ近くの自転車の女性に「大丈夫ですか」と声をかけていただきました。チェーンが外れただけなので、「大丈夫です」とお答えしたにとどまりましたが、土砂降りの際には、若い女性から憐憫なのか、激励なのか、よくわからないまなざしをおくられることもありました。。

 

 で、今日はなんと、自転車のカギを排水溝のなかに落としてしまったのです。マンションの住人に商品を渡して出てきたときです。開錠しようと手にしたカギは手からすべり落ちてチャリリンと、金属製の排水溝の蓋の網目を潜り抜けていったのです。調子よく配達ができており、1キロも離れていない店に商品を取りに行こうとしたところでした。

 

 あー、無情。

 

 蓋はボルトで厳重に閉められ、マンションの管理人もいない。土日は管理会社も休み。途方に暮れつつも、近くのガソリンスタンドに駆け込み、工具を貸してくれるようお願いし、なんとか貸してくれそうだったのに、どうも13ミリとおぼしき蓋のボルト用工具がないのです。

 近くに自転車屋があるというので、行ってみても「工具は貸せない」「防犯登録の証書をみせてもらえないと、カギを壊すことはできない」「カギの壊し方は当然、教えられない」と埒があかない。

 しかたなく、戻って、考えました。

 蓋の隙間は細いです。どんな立派な箸やトングのようなものがあって仮にカギをつまめても、隙間が細いから取り出せないでしょう。

 このまま、月曜まで自転車を置いておかないといけないのか。

 呆然としつつある頭に、「とりあえず、やろう」という考えが浮かびました。

 緑地帯に行き、小枝を3本取ってきました。そして、隙間から差し込み、カギを動かしてみました。なんと、枝の柔軟さがばねのような働きをして、カギが数センチずつ動くのです。

 「これなら、いけるかも」

 しかし、排水溝の左端はいつまでたっても蓋があります。右側は3メートル先が隣の建物の排水溝になって、大きなさび色の鉄板が載せられています。これが動かなければ万事休す。ですが、とりあえず、近くまで動かすことにしました。

 ものの10分とたたずに隣の建物近くまで動かせ、鉄板に力を入れてみると動くことが判明。最後の枝ばねは、カギを10センチ近くも飛ばしました。もちろん過去最長記録です。どこまで飛んだのかよくわかりませんが、たぶん、隣の近くまで行ったはず。鉄板を持ち上げてみると、なんとすぐ近くにあるではありませんか。

 

  自転車は何事もなく、動きました。

 手は自販機で仕入れた水で洗いました。ガソリンスタンドの人には「なんとか行けました」と伝えました。そして、uberに再チャレンジしたのでした。

 

 これがなければ、今日だけで14回達成できたかもしれないのに。

 

 そう思うと残念ですが、人生にも、社会にも、仕事にも、ハプニングはつきもの。慣れないうちはなおさらです。だから、カギには小さい輪っかをつけて、排水溝に落ちていかないようにしました。ちなみに、老眼鏡を失った反省から、小さな紙袋を自転車の前かごに入れて、ここにメガネやタオルを入れています。一つずつ成長しています。