50男の働き方改革~なるか、自営の道~

平成最後の31年4月末、30年近く勤めた会社を希望退職。再就職せず、生きることを目指す50男の記録

【得?1】野宿して、そよ風の厳しさを知る

会社から離職票が届くのもまだ先なので、高知、東京とめぐる旅の最中にある。

2か月ほど前に予約したので、大阪-高知-東京-大阪の航空機代は2万円弱。東京ではドミトリー形式のホステルに泊まるので3泊で1万円以下だ。高知では高知市内の初日はサウナ、最終日は体を休めるとともに洗濯をしたいこともあり、ビジネスホテルに泊まることにしているが、ずるこれだけで1万円ちかくかかる。

やはり、高知で東京よりも多くの宿泊代を払いたくはない。それに、これからはお金が大事だ。お金を貯めるには「入るを制するより、出(いずる)を制するのが大事」との金言もある。

高知訪問の目的は、安芸市田野町を訪ねて塩などを買うこと。このため、一番安上がりな方法、高知駅から少し離れたフットサル場のレンタル自転車(ロードバイク)を2日間5千円で借りた。

ツーリング初日は快晴で実に気分がよい。桂浜はいつ来ても、いい心地にさせてくれる。このコースの一部には自転車ロードもあり、爽快な気分だ。

安芸市田野町では目的も達し、早めの夕食をスーパーで買ってきた総菜などで済ませ、午後7時にはベンチに寝っ転がってみた。

しかし、どうも寒い。

GW前に台湾に行った記憶があって、高知は暑いと思い込んでいたが、大阪よりも寒いのではないか。おまけに、河口付近の公園には川上からのそよ風が吹き続け、体温を奪い続ける。

1時間もしないうちに「無理」となり、近くにスーパー銭湯があることを知って体をあたためたが、公園に戻ると、またすぐに寒くなる。やむなく、街中の道の駅に移動し、なんとかそよ風のないベンチで体を横たえることができた。

 

そこでも、ほとんど寝られなかったが、低体温症にはならなかった。

公園のままだったら、、

そよ風の恐ろしさを知った夜となった。